聴覚障害者のスポーツについて

はじめに

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと二年となり、スポーツに感心を持つ方が増えていると思います。

特に、パラリンピックといえば、障害者同士で行われるスポーツの祭典で、様々な障害者をテレビで見たことがあると思います。
肢体不自由者(下半身):車椅子テニス、車椅子バスケ
視覚障害者:ブラインドサッカー、卓球

このように、障害者がスポーツを楽しめられるよう、独自に発展してきた競技が行われています。
では、聴覚障害者のスポーツは何でしょうか?
私たちも、聴覚障害者のスポーツ全般には詳しくないので、調べてみました。

何か無いか動画を調べてみよう

ぽんた

まずにき

デフスポーツというジャンルで、いろんなデフ◯◯という競技はあるね。
デフラグビーとか、デフサッカーとか。
動画見た感じ、コミュニケーションこそ手話だけど、特に大きな違いはないような。
というか、動画自体あんま無くない?

ぽんた

まずにき

あまり出回っていないね。
審判がジェスチャーで伝えてたり、ランプ光らせたりと選手向けの視覚的な工夫はしてるみたい。
でも、プレーに関しては動画で見える範囲だと健聴者のスポーツとは違いがないよね。

ぽんた

まずにき

少なくとも、「そういえば聴覚障害者ってどうやってあのスポーツしてるんだろう」って思いつきで調べても、違いはわからないかも。
むしろ健聴に混ざって活躍してるプロ選手の情報のほうが目立つくらいだし……
MEMO
  • 軽く調べるだけだと、違いが理解できるほどの情報がありません。
  • 動画もほとんど出回っていません。

ろう者がスポーツすることに関して工夫していること

まずにき

大学のとき、バスケットをやっていたよね
どう工夫していたの?
審判の笛が聞こえないから、
笛の代わりに体育館の壁にリモコンで点滅するランプが付いていて
ファウルとか、何か反則した時にランプを点滅させてゲームを止めていたね。

ぽんた

まずにき

へえ〜
テニスもスコアの数え方で、0、15、30、40と数える代わりに、指を使って0、1、2、3、4、と数えていたし、
この辺りは、聞こえないなりに工夫をしているよね。

ぽんた

MEMO
  • 審判の笛が聞こえないので、目立つ色のフラッグを使用したり、ランプを点滅させたりして目で気づくようにしています。
  • 陸上競技の短距離走等で、スターティングブロックの前方にランプを付けて「位置について」・「セット」・「スタート」の時に違う色で光るような装置を導入している事例があります。
参考 スポーツ競技における情報保障の事例全日本ろうあ連盟スポーツ委員会 参考 「よーい、スタート」の音を光へ ろう者スポーツの課題に挑むYahoo!ニュース 特集編集部

デフリンピックとパラリンピック

そういえば、パラリンピックで聴覚障害者って聞いたこと無いよね

ぽんた

まずにき

聞いた話だと、パラリンピック発足当時は、聴覚障害者も参加していた。
でもパラリンピックの委員会と、聴覚障害者のスポーツ協会の方向性の違いで、脱退したからそれ以降参加してないとか。
なるほど

ぽんた

まずにき

で代わりというわけじゃないけど、聴覚障害者限定のオリンピックと言えるイベントがあって、それがデフリンピックと言われてる。
代わりじゃないのは、デフリンピック自体はパラリンピックより古くからやってるから。
へー

ぽんた

まずにき

ちなみに、デフリンピックと名乗ってるけど、もともとは別の名前だった。
オリンピックやパラリンピックが有名になったから、それに倣って今の名称にしたんだったかな。
へー

ぽんた

まずにき

さらに開催時期と会場も、オリパラとは関係なかったり。
夏季は2017年にトルコ(サムスン)で開催されたんだよね。
冬季は2019年にイタリア(トリノ)で開催予定。
ふむふむ。
認知度低い印象だけど、なんで?

ぽんた

まずにき

予算がないから……
さっき動画調べたからわかると思うけど、視覚的に健聴のスポーツとの違いがあまり無いのと、聴覚障害者限定でやってるため健聴者と比べて規模が小さくなりがちだから、スポンサーが中々つかないのが大きいかな。オリンピックやパラリンピックのように、開催期間中ずっとテレビで放送されるということも無いし。
だから広告やテレビで見る機会が少なくて、認知されないんだと思ってる。
たしかに、パッとみた感じだと健聴者がやっているスポーツと変わらないよね。
調べた感じ、全員が聞こえないことを大前提としているから、全員補聴器を外して行うみたいね。
あと聴力に関しても規定があるな。

ぽんた

MEMO
  • 設立当時は「国際ろう者競技大会」という名称でした。
  • 1967年に「世界ろう者競技大会」に名称変更し、さらに、2001年に国際オリンピック委員会の承認を得て、現在の名称「デフリンピック」になりました。
  • 両耳のうち聴力の良い方で55dB以上で、全国ろうあ連盟の登録選手のうち、指定競技の選考大会で出場条件(順位や記録)を満たした選手に出場資格が与えられます。
  • 選手同士が耳の聞こえない立場で公平にプレーすることから、会場入りした選手は、練習や試合中の際、補聴器を装着することが禁止されています。
参考 デフリンピックについて全日本ろうあ連盟スポーツ委員会

まとめ

2017年サムスンデフリンピックでの日本のメダル獲得数ランキングは、100カ国中7位と大活躍でした。
近年、一般の学校に通い健聴者としのぎを削る聴覚障害者の選手が増えたこと、聴覚障害者に合わせた適切な指導を行う環境が充実したことから、アスリートのレベルが向上していると考えられます。

最近は、知名度が上がりつつあるのか取材を受ける選手が増えているそうです。
より活躍していただくためにも、ぜひ皆さまと応援していきたいと思います。

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