新生児聴覚スクリーニングは2種類ある!?

新生児マス・スクリーニング

新生児マス・スクリーニングとは
新生児における先天性代謝異常などの疾患やその疑いを早期に発見し、発病する前から治療が出来るようにすることを目的とした検査のこと。
新生児マススクリーニングは1977年から日本国内でも実施され、2011年まで6疾患を対象に検査されてきた。その後、タンデム型質量分析計を使った新しい検査、タンデムマス・スクリーニング法が取り入れられ、それにより対象疾患が19種類にまで増やされた。
引用:Wikipedia

赤ちゃんに生まれつきの病気がないかどうか検査するのが新生児マス・スクリーニング(先天性代謝異常等検査)です。
今回の記事では、この新生児マス・スクリーニングのなかで聴覚について検査を行う「新生児聴覚スクリーニング」についてお話しします。

かわちめ

新生児マス・スクリーニングが1977年からってことは、僕が生まれた時には既に実施されていたんだね。
僕は受けていたのかなぁ……。
中途失聴だから、受けていたとしても聴覚に異常はなかったのかも。

まずにき

新生児聴覚スクリーニング QA

・どんな検査?

新生児聴覚スクリーニングは自動ABR(自動聴性脳幹反応)とOAE(耳音響放射)の2種類があります。

自動ABR(自動聴性脳幹反応):
寝ている赤ちゃんにイヤホンから小さい音を聞かせて、脳からの電気的反応があるかを皮膚から検出します。
内耳と聴神経を同時に調べることができことができます。

OAE(耳音響放射):
イヤホンから小さい音を聞かせて、内耳から反響音が返ってくるかどうかを確認します。
内耳まで調べることができます。

どちらの検査も痛みはなく、赤ちゃんに負担はかかりません。

・いつまでに受けるべき?

赤ちゃんが眠っている時間が長い、再検査をしやすいなどの理由から出産直後の入院中が望ましいとされています。

・検査時間はどのくらい?

基本的には赤ちゃんが寝ている間に検査するため、どちらの検査方法も10分程度で終わります。
ただ、検査中に起きてしまったり、泣き出したりすると再検査になります。

・費用はかかる?保険は適用される?

新生児マス・スクリーニングには様々な検査があり、検査によって費用や保険適用の有無が異なります。
聴覚スクリーニングの場合、保険適用外のため、数千円程度の費用が掛かります。
ただ、自治体によっては助成金を受けられるため、各自治体に確認されることを勧めます。

・結果に問題がなければ安心?

検査の結果が「問題なし」であれば安心、というわけではありません。
上記の2種の検査内容でも述べていますが、OAEは内耳までの検査であり、その奥にある聴神経などの異常は見つけることができません。
実際、検査方法の違いによって聴覚障害を発見することができなかった例もあります。
参考 【グノシー】娘の難聴分かっていれば 新生児検査「異常なし」みみなびニュース

小5になるまで気づかれない、というのはなかなかないと思うけど、この親子の場合検査結果を信じすぎたのが仇になってしまったのかな…。スクリーニングのことは知ってたけど、2種類あるというのはこのニュースで初めて知った。

まずにき

かわちめ

僕もこのニュースを見てびっくりした。
新生児聴覚スクリーニングも完ぺきではないんだね。
オーディトリー・ニューロパチーというのも、初めて知った。実を言うと、自分の聴覚障害も原因不明だから、感音性難聴ということしかわかってなかったり。小5からの訓練は大変だと思うけど、頑張ってほしいと思います。

まずにき

新生児聴覚スクリーニングの受け方

産科医療機関にて検査を受けることができます。
助成金を受け取ることができる場合もあるので、詳細はお住まいの地域の自治体に確認してください。

なぜ早期発見が重要なのか

聴覚障害がある場合、周囲の声や音を聞くことができず以下のような問題が起こることがあります。

・言葉の発達が遅れおよびそれによる知能の発達の遅れ

一般的には発見が遅れるほど言語の習得が遅くなるとされ、それにより学習面に悪影響を及ぼします。
また、早期に発見することができれば、言語習得のための訓練を受けさせたり、人工内耳手術を受ける(※)など選択肢が多くなります。

※人工内耳は、早い段階で受けると脳が適応しやすいと言われています。

・周囲の子供となじみにくくなる

発見が遅れると、成長するにつれて発達の遅れやコミュニケーション面の問題で周囲と疎遠になる傾向があります。
幼いころの経験は、その後の人生において大きな影響を与えるため、適切なフォローをしてあげる必要があります。

・福祉助成を受ける機会の喪失

障害者のための福祉助成は様々ですが、遡って受けられる助成もあれば、受けられない助成もあります。
特に障害が発覚したばかりのタイミングは出費が大きくなりがちなので、なるべく活用されることをお勧めします。

2つ目に関してはよく分かる。5歳の時に聴覚障害になったけど、その頃は幼稚園に通っていた。当時の記憶もあるんだけど、明らかに疎遠というか、交友の幅狭くなってた。それでも友達はいたし、耳が聴こえないこと気にしない年頃だったから、あまりつらい経験はしなかったけど。

まずにき

かわちめ

僕は言葉の発達の遅れがよく分かるなぁ。
僕は中途失聴だけど、それでも健常者とは発音が違うって言われることがあるし…。

まとめ

新生児聴覚スクリーニングを受けて異常がなければ安心、というわけではありません。

中々喋らない、声をかけても反応がおかしい、と感じたらちょっと成長が遅いだけ、この子の個性だ、などと過去の検査結果のみで決め込まず、よく観察して専門医に相談されることを心がけていただければと思います。

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