【名言集】筆談ホステスから学ぶ聴覚障害

筆談ホステスとは?

小説「筆談ホステス」とドラマ「筆談ホステス」

2009年に光文社より発刊された斉藤りえさんの自叙伝でベストセラーになりました。

物語のあらすじは次のとおりです。
斉藤りえさんは髄膜炎の後遺症として1歳10ヶ月で聴力を失いました。
その後も、学校では落ちこぼれで、素行不良の子とされていました。

その後上京してから銀座のクラブでママとして働くようになり、
メモを使った筆談でお客さんと会話するその姿勢と人柄が多くのお客さんに愛され、
クラブのナンバーワンホステスとして成長していく物語です。

ドラマ「筆談ホステス」から学ぶ聴覚障害

 

大ヒットした小説は2010年に北川景子主演でドラマ化されTBS系列で放送されました。
現在も「TBSオンデマンド」にて400円で視聴することができます。

ぷよし田

健常者と同じように育てたい母の思いから時には子供にきつくあたってしまう様子はみみなびのみんなも経験したことがあるかもしれないね。

すべての人に当てはまる認められる経験の大切さ

何か障害があると自覚したとき、人に頼らなければならないことを、
負い目として感じてしまっていることがあります。

障害はさっぱりと解決できないことであるからこそ障害であり、
真に理想的なユニバーサルデザインが実現されない限りは残り続けます。

そのような中で自分であることを支えてくれる人の存在は大きなものです。
それは決して「何かをしてくれた」という見えることをしてくれる人だけではなく、
言葉やチャンスを与えてくれる影の立役者であることのほうが多いです。

できないことがあるのは事実として、それならばどこで自分が輝けるのか、
探したいと願っている人にはそういう出会いやチャンスが巡ってくると思います。

「おかげさま」の気持ちで自分から何か与えられるものが無いか一緒に探しましょう!

聴覚障害者が口話や独話を学習するのは健常者が思うより難しい

理恵さんは幼いころから口話や独話を教えられてきましたが、
うまく発音することはできない様子もドラマで描かれています。

普通学校に通っていても多くは「きこえと言葉の教室」という特別通級学級にて、
聴覚障害児の言語聴覚機能を訓練します。

このトレーニングというのが実は非常に大変なのです。
自分の聴覚を使ってフィードバックを通して学習することができない状態で、
先生や親から言われるがままに正しい発音を学習しなければならないからです。

この難しさというのはこう考えるとイメージしやすいと思います。

健聴者が英会話を学ぶ時、に英語の発音をしつこく直されるだけでも苦労しますが、
その発音を自分の耳で聞けない上で「それは違う」と何度もやり直しさせられたら、
流石に「もう英会話をやめたい」と思ってしまいますよね。
それが、毎日日々の生活で行われたら逃げ場がなくなってしまうのです。

健聴の親としては子供と会話してコミュニケーションを沢山とりたいと思います。
社会で意思を伝えられないことは大きな障害になるということもわかるからです。
そのために、子供にはかなり厳しく接してしまったご経験がある方は少なくありません。

みみなびでも以前聴覚障害児を育てた親御さんにインタビューを実施しました。
同じ聴覚障害児の子育てといっても、それぞれの環境も子供の性格も能力も違いますが、
最終的にはみんなそれぞれに立派に生きていけるように成長しているのだと思います。

ぜひこちらのアンケートも御覧ください。

【No.1さんの経験談】親からみた「聴覚障害児と生きる」とは

人工内耳の装用は言語獲得期前とされるのはなぜ?

理恵さんは1歳10ヶ月で聴力を失ったため言語獲得が遅れてしまいました。
高校生で人工内耳の手術を受けましたが既に音を聞き取ることが難しかったのです。

現在のみみなびのメンバーは補聴器と人工内耳の過渡期の世代です。
1990年以降に生まれた聴覚障害児は人工内耳の手術を受けた人も少なくありません。

人工内耳を使いこなして社会生活をこなしている人もいれば、
補聴器を使っていたけれど、結局つかうのをやめてしまう人もいます。

一般的に人工内耳装用者は聞き取りと発話において恩恵を受けているように感じられます。
これまで不可能とされていた聴力がある程度回復したのは明らかに技術の進歩です。

一方で大人になってからの人工内耳の装用は思ったほどの効果が出ない場合があります。
急に音が入ってきても脳がその情報をどう処理してよいか分からないからです。

理恵さんも高校生になってからの人工内耳手術で思った効果が出ませんでした。
こうした点は現在のテクノロジーではまだ克服されていないというのが現状です。

マンガ・アニメ・映画になった「聲の形」でも発音の難しさが描かれている

筆談ホステスは実際のお話しですが、同じ聴覚障害を扱った作品に、
聲の形」という漫画があります。

描かれている主人公の西宮硝子は先天性の聴覚障害でうまく発話することができません。
音のないマンガ上でもその様子がかなり的確に表現されていましたね。
ぜひこちらも見ていただければと思います。

筆談ホステスの言葉はお仕事でも使われた言葉

筆談ホステス名言集

難題のない人生は、「無難」な人生
難題の有る人生は、「有難い」人生

欠点がなければ特に優れているわけでもないのは無難。
そして、滅多にないことが有るから有り難いと感じられる。

そこら中に溢れている小さな喜びに気づくことができれば人生は幸せになる。
そんなふうにこの言葉を読みました。

過去と他人は変えられませんよ。
でも、未来と自分は変えられます!

それでも、なかなか自分を変えられないことで悩んでいる人は少なくないでしょう。
でも、ドラマのように「ちょっとしたこと」がきっかけとなり未来が変わります。

それは、自分から生まれるだけではなく、人と接したり、普段しないことをやったときに、
思いがけない出会いが生まれるかもしれませんね。

星という字は、日が生まれると書きます。
辛い時は「星」を見上げてください。
きっと明日が生まれます。

坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を思い浮かべるような言葉です。

チャンスは貯蓄できない
「努力する」か「諦める」か
どっちかしかないよ

人生は一回です。そのときにしかできないことというのがあります。
そのチャンスを掴み、多くの人に話したいと思ってもらえる、
いろいろな経験や勉強をしてきた人だからこそ人気になれたのだと思います。

辛いのは幸せになる途中です

暑さがあるからこそ寒さを感じられるように、
辛さがあるからこそ幸せを感じられるのかもしれませんね。

現在は障がい者が生きやすい社会を目指し北区議会議員としてご活躍

現在の斉藤りえさんのご活躍

クラブのママを引退後、2015年5月からは東京都の北区議会議員に当選されました。
そして。現在(2019/03/16時点)も北区議会議員としてご活躍されています。

斉藤りえ北区議員の掲げる政策

自身のご経験を活かして「障がい者が生きやすいバリアフリー社会の実現」に取り組まれています。
北区は23区内で唯一、障害者用スポーツセンターがある区ですが、
まだまだ広く社会一般には改善できるところが残っているのが現状です。
そのため、精力的に障がい者の社会進出、就労支援等を推進されているそうです。

また、シングルマザーとして待機児童問題、子育てと仕事の両立にも取り組み、
「すべての母親と子供に優しい北区」「シニア世代にも優しい北区」を掲げて、
区内のバリアフリーを目指されています。

筆談ホステスを見て思ったこと

家族は献身的に支えようとしてくれるが故に見えなくなってしまうこともあります。
逆にふとした出会いから生まれたことが自分の道を変えていくこともあります。

心配されるがゆえにその気持が重く感じてしまうことも、
確かにあるなと改めて自分も思いました。

親子の距離感というのはとても難しいと思いますが、
お互い人として尊重しあえる仲になれば幸せですよね。

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