聴覚障害って英語でどう言うの?【聴覚障害者と英語学習】

「聴覚障害」を英語で表現すると?

聴覚障害、難聴、ろう、英語で表現できる?

「聴覚障害」という日本語をそのまま英語の表現で言えば「Hearing impaired」となります。

この表現は現在も一般的な聴覚障害を指す語彙として利用されますが、impairedという単語は「正常な機能が損なわれた」という意味でありこの表現を避ける傾向があります。(参考:Deaf TEC

その場合は、「Hard of hearing」(難聴者)というより柔らかい表現を使うことがあります。また、日本語で言う「ろう者」は「Deaf」と表現されます。

アメリカで一般的な聴覚障害者の表記は?

アメリカの州政府の公式サイトでは「Deaf and Hard of Hearing」という表記が一般化しています。ニューヨーク州、メリーランド州、テネシー州、ネブラスカ州など多くの州政府ではこの表現を採用しています。

米国においてろう者はASL(American Sign Language)という独自の言語および文化を持つ人であるという運動が広まり、「ろう者(全くきこえない人)」と「難聴者(聞こえにくい人)」を区別しています。

聴覚障害のあるみみなびメンバーに英語学習について聞いた

聴覚障害者の英語学習法に王道はあるの?

聴覚障害のある人にとって言語学習というのはどのようなものなのでしょうか?

僕は中学生から始まった英語が壊滅的だったなー。
英文を声に出して読んだり、先生と英語で会話する時間があったんだけど、英文を何て発音したらいいのか分からなくて…。
そうやって一度苦手意識がつくと、勉強に身が入らなくて筆記問題もダメになっていった。

かわちめ

苦手意識のある人が多いようですが、必ずしもできないというわけではありません。

最初は文法を覚えるところから始めたね。英文は基本的にSVC(主語、動詞、目的語)で構成されているから、英文を読むときはまずSVCに切り分けるようにした。
単語に関しては、日本語の漢字同様に「そういうものだ」としてひたすら覚えるしかないね。全ての英単語は覚えられないから、長文とかは前後の文章から内容を予想するってことも必要。

かわちめ

僕がつまづく要因になった発音に関しては、カタ読みを表記してくれる検索サイトを活用した。完璧な発音ではないけど、こう読めばいいってのは分かるよ。
僕は「アルク」ってサイトにお世話になりました。

かわちめ

【聴覚障害者のあるあるトーク】Vol.14 勉強法や授業への取り組み方

日本語も英語も当然「聞く」ということを前提にしているので、聞こえにくい人にとってはなかなか理解することが難しかったようです。

しかしながら、健聴者と同じように文法や発音など丹念に定着させていくことで少しずつ力を付けることができ、大学入試を突破できるほどの力に育っていったようです。

聴覚障害のある2人の学業や進路の悩みなどについてはこちらの記事を御覧ください。

健聴者と一緒に学んだ2人

英語の各種試験では聴覚障害者に対応した配慮が提供されている

TOEIC

「プライオリティ・サポート」として申込み時に依頼することで、リスニングセクションのFM補聴器の使用や、スピーカーに近い席への移動、イヤフォンの使用のほか、リスニングセクションを採点対象外とする申請ができます。

くわしい情報はこちらを御覧ください。

TOEFL

アメリカを始めとした英語圏への高等教育進学に必要となることの多いTOEFLでは、リスニングセクションがスクリプト(文章)にされたiBTテストを受験することができます。

聴覚障害がある場合は、ライティングとスピーキングセクションのリスニング部分が書面によるスクリプトを記述に変わった TOEFL iBT テストを受けることができます。リスニングの部分にスクリプトを用いた TOEFL iBT Test Questions と TOEFL iBT Quick Prep を使用して練習をすることができます。この場合は、Listening セクションを飛ばし、代わりにスクリプトを使って練習してください。

くわしい情報はこちらを御覧ください。

英検

申込み時に「特別措置申請書」を提出することで配慮を受けることができます。

1次試験では障害等級が6級より重度の聴覚障害者については「テロップ」または「強調放送」が使用できます。それ以外の難聴者については「座席配置」を配慮します。

2次試験では「筆談」「FC(フラッシュカード)+口話」、「大声」によって配慮されます。補聴器の使用に関しては許可事項となっていますので、特別措置申請書にて申請しましょう。

聴覚障害でも外国語は身につく!

外国語の勉強法は意外とシンプル

健聴者にも「英語が苦手」という人は少なくないのですが、聴覚障害者にも得意とする人は多くはないかもしれません。しかし、意外と勉強法は黙々と英文法や単語を覚えていくというシンプルなもので、その点は健聴者も聴覚障害者も変わらないようです。

英検やTOEICなど客観的な能力を測る試験においても聴覚障害者への配慮が提供されています。

苦手意識を持ちやすいからこそ自己肯定感上げていきましょう!

一度自分が苦手意識を持ってしまうと、本当はできる力があったとしてもその力が発揮できなくなることは少なくありません。しかし、今英語を勉強しているみみなびメンバーを見ていると、何らかの目標を達成するためにもくもくと勉強しているように見えます。

何歳になっても、自分の中から「やりたい!」と思えた時、その人の本当の勉強はスタートするのかもしれませんね。

こんな記事もありました。4ヶ国語を操るというのは障害関係なく凄いことですね。

 

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