【議論トーク】「2千万人超が『難聴予備群』か」を読んでの感想

【聴覚障害者らが議論してみた】「2千万人超が『難聴予備群』か」を読んで障害者手帳と難聴者のキモチについて語る

日本の聴覚障害者数は過小に見積もられている

まずにき

参考 2千万人超が『難聴予備群』か 聴覚障害者は日本特有の厳しい基準で『少ない』数字女性自身

もものすけ

とっても多いね!
補足説明
WHO(世界保健機関)では聴力レベル26dB以上難聴と定義しています。これは「ささやき声」や「木の葉の触れ合う音」のような小さな音が聞こえづらい程度の聴力です。65歳以上の高齢者の場合、この26dBの音が聞こえにくい人は以下のグラフで示されるようにかなりの割合で該当するのです。
欧米は40dBなのか…日本厳しくね…60dB以上でやっと障害者手帳がもらえるんだね。

レイ

WHOでは41dB以上は補聴器の装用を推奨しています。これに習いヨーロッパの先進国では特に加齢に伴う難聴を防ぎ、生活の質を高めるため高齢者に対する補聴器装用を支援する助成制度等が設けられています。

日本の聴覚障害者認定は厳しいけれどメリットも多い?

まずにき

手帳も等級低いと(手帳を持つ意味があるのか)微妙なイメージだな。そもそも海外の手帳周りのこと知らないけれどね。

もものすけ

ウンウン確かに。

まずにき

逆に日本は交付基準が厳しいけど、手帳で受けられるサポートは良い可能性があるね。

もものすけ

生活の至るところで使えるからね。
日本はわざと交付基準を厳しくしてその分手厚くサポートしているんだと思う。

レイ

もものすけ

なるほど。対象者を
絞ってサービスを充実させるってことかな。
補足説明
日本の障害者サービスが充実しているかどうか。

皆さんはいかがお考えでしょうか?

欧米先進国にも同様の障害者を支援する仕組みはありますが、各国その文化、社会、歴史的背景により様々なので、一概にどこが手厚いかとは言えません。

参考までに例えばイギリスでは、障害者手帳という制度はありません。

しかし、個人自立手当という障害者年金に相当する給付があり、それとは別に移動に困難がある障害者のための鉄道や駐車料金の割引サービスとして、障害者鉄道カード(Disabled Persons Railcard)及びブルーバッジ制度(Blue Badge Scheme)が設けられています。こうした複数の制度を組み合わせることで障害者に合わせた支援の仕組みが設けられています。

一方で、マクロ的に政府支出に占める障害関係支出の割合を見てみると、日本は必ずしも北欧の福祉国家のように障害者福祉に予算を投じているというわけではないことが分かります。

国際比較からみた日本の障害者政策の位置づけ――国際比較研究と費用統計比較からの考察―

障害者ではない難聴者は健聴者と障害者の間にいる

もものすけ

でも、その障害認定もされない人たちが結構苦しんでるのが事実なんだよなぁ。障害じゃないから言い訳できないし。

その中で、ある一つの面で不自由ない人たちと同じように生きることを頑張ってしまってる人たちがいると思うんだよな。

まずにき

特にもものすけはそうかしら。ぎりぎり障害者認定にはならずに不便強いられてる人と比べたら美味しいとこ取りできてる感…

もものすけ

そうかもね。だからこそ、どっちの気持ちも伝えていかないといけないと思ってる。でも、思われてるより聴こえてないからね。
そういう立場も貴重だね。

レイ

MEMO
聴覚障害者として認定はされていないものの、難聴であったり聞こえに困っている方のための団体として「一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」があります。

今回の記事のようにお年寄りの難聴や、軽度の聴覚障害についてはこうした団体の資料がとても参考になります。高齢社会がますます進む日本においてより難聴という症状の重要性を皆さんに知って頂けると嬉しいです。

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