【聴覚障害者のあるあるトーク】Vol.13 日常生活と趣味の楽しみ方
はじめに
聴覚障害者であるもものすけは特別支援教育に携わる先生方や難聴児をかかえる親御さんの前で、聴覚障害とこれまでの人生について講演をしてきました。
その際に、聴覚障害を持つ子供のことをもっとよく知りたいという声が多数寄せられていたため、今回はそうした健聴の先生方や親に向けてお送りいたします。
質問1 皆さんの日々の楽しみ方を教えて下さい
もものすけ
ぷよし田
たしかに、カラオケとかはちょっと健聴者と差があるのかもしれないけど。
かわちめ
ぷよし田
そういうのが親としては不安だったりするんだと思う。
だから、この子は何か楽しめているのかな?って思うところはあるんじゃないかな?
聴覚障害があってもほとんどの娯楽は楽しめる
まあ、基本的には聴覚障害者といってもそんな健聴者と差があるとはおもわないけど。
自分だったらゲームとか映画とかを楽しむかなあ。
かわちめ
まずにき
ぷよし田
かわちめ
ホラーゲームとかって音を頼りに進めるゲームもあるからそういったものはちょっと差があるのかもしれないね。
まずにき
子供の頃はゲームで健聴の子とも仲良く遊んでいた
ぷよし田
ゲームボーイとかで遊んだりとか・・・、何か困ったことがあるかというとよく分からないなあ。
かわちめ
ぷよし田
かわちめ
ぷよし田
まずにき
ぷよし田
これがもし、目が見えなかったりするとバイクに乗ることは出来ないしね。
大人になってもゲームが大好きなかわちめ
まずにき
ぷよし田
かわちめ
公園もボール遊びダメってなっちゃってるところも多いし。
ご飯とか行くと、家族連れは子供がほとんどゲームしているよね。
まずにき
ぷよし田
空地とかも減って、遊ぶ場所もなくなっているんだろうね。
あと、友達の家に行くことも少なくなっているみたいね。オンラインでゲーム出来ちゃうから。
きちんと「お邪魔しまーす」「お邪魔しましたー。」っていうのもあったしなあ。
そういうところはきちんとしなさいって親には言われていたし。
かわちめ
まとめ
私たちみみなびメンバーの世代にはテレビゲームという新しい遊びが大流行していました。テレビゲームを通して健聴者も聴覚障害者も一緒に遊ぶことができたようです。
カラオケなどは音程を取ることがとてもむずかしいので正確に歌うことは難しいのですが、歌が好きな聴覚障害者はたくさんいます。一方で音痴であることを気にしている人も多いので健聴者と一緒にカラオケに行くことはあまり気がすすまないことも多いようです。
ゲームはボイスチャットなどを使う場面で聴覚障害者は不利になりますが、それもゲームの種類によって必要でなかったりしますので必ずしも障害があるから楽しみが少なくなっているということはないようです。
ただ、元々聞こえていない聴覚障害者は、たとえ音が聞こえることによる楽しみがあったとしてもそもそも気づいていないかもしれませんね。最近では字幕がついていたり、ユニバーサルデザインが進んでいますので聞こえないなりに楽しみも広がっていますので、聞こえないことで、ものすごく楽しみがないということにはならないようです。