【体験談】独り暮らし聴覚障害者の目覚まし事情

独り暮らし聴覚障害者の目覚まし事情

独り暮らしの聴覚障害者はどうやって起きている?

朝が苦手な聴覚障害者は、どうやって起きているのでしょうか。

家族と暮らしていれば、親に起こしてもらうのが一般的だと思います。
しかし進学や就職などで、地元を離れて独り暮らししたり、旅行や出張などでホテルに泊まる場合、朝どのように起きるかというのは聴覚障害者にとって重要な問題でした。

今は様々な製品が出ており、通販を通じて容易に入手できるようになってるため、昔と比べると選択肢は非常に増えたと思います。
今回は幾つかの製品をかんたんにご紹介したいと思います。

寝坊しないために

今時は自力で起きられる人を除くと、以下どちらかの方法に分かれると思います。

  • スマホ・ガラケーの振動機能を利用する
  • 大音量・振動・フラッシュ機能のついた目覚まし時計を利用する

特殊機能がついた目覚ましについて、いくつかご紹介したいと思います。

振動機能のみのシンプルなものはこちら。
単三電池駆動で持ち運びもできる扱いやすい製品です。

光を使った目覚ましはこちら。
段階的に明るくすることで優しく起こしてくれる製品です。

大音量タイプはこちら。
120デジベルという、飛行機のエンジン並みの大音量なので、中度までの聴覚障害者なら起きられそうです。

値段は高くなりますが、音、光、振動をすべて重ね備えているものはこちら。
さらに火災報知器やインターホンに接続して通知させるオプションもあります。

特殊機能付き目覚まし時計の一部は日常生活用具給付制度と呼ばれる制度で助成金を受けることができます。
今回紹介した商品の中にもありますが、自治体によって基準が異なるため、お住まいの区役所などでご確認ください。

上記のような機器がなかった頃はこうやって起きていた!
  • カーテン全開
    日の出に合わせて起きる方法です。
    季節や天気に左右されるので、寝不足になることも…
  • 寝る前に水を飲む
    飲み水の量を調整し、トイレに行きたくなる時間に合わせて起きる方法です。
    違う意味でリスクがあるので試す際はご注意ください。

聴覚障害者でないあなたも

今回、特殊機能付き目覚まし時計を幾つか紹介しました。
基本的には聴覚障害者を対象にした製品ですが、そうでない方でも有効です。

中々起きられなくて、上記で挙げた通常の目覚ましより大きな音の出る目覚ましをご利用されている方にも今回ご紹介した振動または光タイプの目覚ましをおすすめしたいと思います。
非常に大きな音なので、マンションのような集合住宅や出先のホテルだとトラブルの元となる可能性があります。
その点、振動または光タイプの目覚ましであればそういった心配もありません。

それでは良い目覚ましライフを!

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