【紹介】難聴者の電話事情って?便利な電話補助装置とは?商品例を紹介!

難聴者は電話ができないの?難聴者向け電話機や福祉機器をご紹介!

軽度・中度難聴なら電話機や補助装置が使えるかも!

社会で働く難聴者・聴覚障害者の悩みは電話が取れないこと

難聴になって日常生活で一番困るのが「電話ができないということ」。

聴覚障害者のみみなびメンバーもほとんどが電話ができません。
そのため、職場では基本的には電話ができないことを周囲の人に事前に伝えます。

会社で電話を取るのはその職場の新入社員だったり、最年少者であることが多いので、
最初は「なぜあいつは電話に出ないんだ」と思われたり、言われることもあります。

障害のため仕方ないことではありますが、
それをきちんと伝え、周囲の人と良好な関係を維持することはとても大切で、
入社の際にしっかりと自分ができないことを伝えることが大事です。

中には当てつけのように言ってくる人もいるかもしれませんが、
対応、感じ、以来の仕方ひとつで過ごしやすさが変わってきます。

ポイントとしてははじめに「自分ができないこと」を明確してお願いし、
代わりに「自分ができること」を率先してやることが大切ですね!

なんらかの補助装置があれば電話もできるという人であれば、
難聴者向けの電話装置を導入してもらうのもひとつの方法かもしれません。

伝音性難聴・老人性難聴の軽度であれば福祉機器が使える

難聴者向けの電話装置にはどのようなものがあるのでしょうか。

1つは「専用の電話機」です。こちらのように最初から難聴者向けに「音声の拡大」、
「低音高音の増幅」「Tコイル対応」などの機能が備わっています。

こちらは電話本体を交換する必要があるので、ご家庭では簡単ですが、
会社で使うビジネスフォンや携帯電話では使うことが難しいのがネックです。

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また、「受話音量増幅装置」をつけるのももう一つの方法です。
こちらは単に「音を大きくする」機能のみが付いています。

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こちらの場合、単に音を大きくする機能のみのため、先程の電話機のように、
直接補聴器のコイルに信号を届けるなどの機能は付いていません。

感音性難聴は音の形が不明瞭なため電話も聞き取りにくい

「そしたら、障害者手帳6級くらいだったら電話できるの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
障害者手帳6級というのはかなり重度の難聴です。

  1. 両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
  2. 一側耳の聴力レベルが90dB以上、他側耳の聴力レベルが50dB以上のもの

70dBというのは「かなり大声で話してようやく聞こえる程度」の難聴です。

耳が遠いお年寄りの中でも耳に口を近づけてようやく聞こえるくらいの難聴者なので、
基本的には電話の音声は到底聞き取ることが難しいと言えます。

また、感音性難聴の場合は補聴器等を装用していたとしても、
音の形が不明瞭なために「音としては聞こえるけれど、むにゃむにゃにしか聞こえない」ということがあります。

このような場合は聴力レベルが40dBや30dBなど軽度から中度の難聴とされていても、
実際に意味のあるコミュニケーションを取ることは非常に難しくなるでしょう。

聴覚障害者と会話ができても電話ができない理由

健聴であっても電話が聞き取りにくいことはよくありますが、
聴力が悪い場合は耳栓をしながら電話をするようなものでほとんど意思疎通が不可能です。

障害者手帳の交付基準はあくまで聴力レベルで判定するものです。
重度障害者(特別障害者)である1級、2級の手帳取得者はほぼ聞こえないとされます。(全ろう)

しかし、人によっては普通に聞こえているような人もいます。(実際は聞こえてないのですが)
聴覚障害があると、特に先天性難聴の場合発話が難しくなりますが、
補聴器や人工内耳、そして発話の訓練等によって聴覚障害を感じさせない人がいるためです。

これは聴力レベルと発音の明瞭度の相関図で、
「聴力レベルが下がれば発音の明瞭度も下がる傾向にありますが個人差が大きい」ことがわかります。

同様に聴力レベルと語音明瞭度(音の形)もある程度相関しているものの個人差があります。

彼らが会話できるのはある程度静かな環境で、聞き慣れた人であれば聞き取れるだけで、
普段「会話しているのに電話ができないはずがない!」と言うのは誤りです。

おそらく、多くの聴覚障害者は会話ができても口の形等から推測しているだけで、
顔が見えない電話では聴覚障害者の聴力ではほとんど聞き取れません。

難聴者向けの電話機・電話補助装置

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ジャンボプラスという専用の電話機が販売されています。
Amazonでは29,639円で販売されています。

最大約60dBの音量増幅と4段階(低音・中音・中高音・高音)に受話音声を調整できる機能があります。
受話器はT-コイル内蔵の補聴器対応で、補聴器をしたままで磁気誘導により鮮明な音声を聞くことができます

シンプルな文字盤だけなのでお年寄りの難聴者に使いやすいですね。

また、着信時には約95dBの着信音と同時に電話機の前面と側面のランプが点滅するので、
電話の着信に気づかなかったということも減るでしょう。

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こちらは先程も紹介したように音量を増幅するための装置です。
人によっては、「低音が聞きにくかったり、高音が聞こえにくかったり」するので、
そういった個人の聴力に合わせる機能は付いていません。

しかし、とてもシンプルな機械なので使いやすく、またお値段も2281円とお求めやすいです。

また後ほど紹介する「補聴器と組み合わせて利用する」方法を使えば、
適切に設定している補聴器とこの増幅装置である程度聞きやすくなる可能性があります。

電話を文字起こしするNTTドコモの「見える電話」

こちらは携帯電話で難聴者が電話をするための新しいアプリです。

NTTドコモから提供されている「見える電話」では、
電話の音声を音声認識によって文字起こしすることで聴力に頼らず電話ができます。

逆に自分の伝えたいことは入力した文字を音声再生してくれます。
つまり、話したい内容を文字入力すると、通話相手に音声で伝えられるのです!
よって、自身の声で話すことが難しい方でも、電話が使えるというわけです。

リアルタイムで音声認識によって文字化されるのでとても便利ですが、
相手が「見える電話」を知らなかった場合はちょっと不自然な感じになるので、
電話を切られてしまうこともあり得るのが弱点かもしれません。

しかし、今後音声認識とARやVRなどの技術やブレインコンピュータインターフェースなどの最新技術によって、
聴力にたよらなくても相手のことばを理解したり、自分の意思を伝えたりすることができるかもしれません。

補聴器を着けたまま電話をするという方法もあり

ぷよし田

もものすけはたまに補聴器を着けたまま電話しているよね。
そうだね。仕方ないときは自分で電話することもあるけどできるだけしたくないなぁと思ってるよ。

もものすけ

補聴器を着けて電話をすると、自分の聴力に合わせた補聴器から音がはいってくるため、
単純に音を大きくする上記のような装置よりも聞き取りやすくなります。

補聴器をつけた場合は、耳に携帯を当てるのではなく、
受話器のスピーカー部分を補聴器のマイクに近づけ無ければ聞こえません。

補聴器のマイクがある場所は耳掛け式の場合「本体上部」にあります。

補聴器は電子機器であるため、携帯電話の電波によって雑音が入ってしまったり、
ハウリングが起こったりすることもあります。

また補聴器自体がその人にあった適切なレベルに設定されていますので、
変に増幅装置で音量を上げすぎると逆に聞き取りづらくなることもあります。

人によって聞きやすい音量はことなりますので、
万が一、電話がかかってきたときのため始めは練習のため販売店の方に電話をかけてもらったり、
家族などに協力してもらったりして補聴器を着けたまま電話をする練習をすると良いでしょう!


アイキャッチ画像はTicTacさんによる写真ACからの写真を使わせていただいています!

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