【文字起こし】Siri・Google音声文字変換・UDトークの音声認識アプリを同時に比較してみた
音声言語の文字起こしアプリが聴覚障害者にとってより便利に
音声文字変換アプリの比較動画
Googleの聴覚障害のあるエンジニアが中心となり開発したアプリ
Google音声文字変換は、難聴者や聴覚障がい者向けに Google の聴覚障害のあるエンジニアが開発した新しいユーザー補助サービスです。
Oh!みみなびは聴覚障害者が中心ですが、健聴の人とも共に活動しています。
そのため、会議などでは手話ができない人との意思疎通が難しいときもあります。
今回、Googleからユニバーサルデザインを実現するための人工知能活用というテーマで、
音声文字変換アプリが公開されたので、早速普段使っている他のアプリと比較してみました。
音声文字変換の精度は最高レベルで聴覚障害のあるメンバーもびっくり
Google音声文字変換は極めて高い精度で音声文字変換をしてくれることがわかりました。
言い直しや言い間違いについても前後の文章内容から推測して自動的に修正しているようです。
人間の会話推測能力と近いロジックを人工知能が実現しているように感じます。
また、Androidの最新バージョンと連携しており、
メイン画面からフリックするだけでアプリが起動できる工夫もされています。
一方でやはり顔を見てコミュニケーションを取らないといけないと思うことも
今回のGoogle音声文字変換は、特に会議や講演会などでつかう場合非常に有効です。
アメリカのギャローデット大学の研究者にも意見をもらいながら開発しただけあって、
その認識レベルも非常に高いだけでなく、アプリ起動の手間も最小限になっています。
一方で、一対一のコミュニケーションの際にスマホ画面のみを見ていると、
あまり気持ちが良いものでは無いかもしれないと感じました。
情報としては聴力に頼るより確かな情報を手に入れることができるのですが、
反面で人と人のコミュニケーションという温かみのある交流という雰囲気は減ってしまいます。
テクノロジーの進歩によって、聴覚障害があっても多くの情報を手に入れることができるようになった半面で、やはり人間は人と人の関わり合いに意味や価値を感じるのだと実感しています。
他のメンバーはどんなふうに活用していくのか。
どう思ったのかぜひ次回聞いてみたいと思います。