ダイエットやトレーニング時に詰まった感じのする難聴の症状
エクササイズやダイエットの際の難聴もある
激しい運動後に耳が聞こえなくなる難聴症状
激しい運動を行うと力むため、中耳の圧力が変化します。
そのため体は耳管とよばれる部位を開放して調整をします。
しかし、この中耳が開放され続けると耳が聞こえにくくなります。
これは「耳管開放症」と呼ばれています。
「運動中に音がこもったように聞こえる」
「運動後に自分の声が響く」
こういった症状が出ているときは耳管開放症です。
反対に耳管がつまりっぱなしのときは「耳管狭窄症」と呼ばれています。
運動強度を高めると内耳の圧力が増して耳には負担となる
近年のダイエットでは短時間で運動強度を高めるプログラムが行われます。
例えばウエイトリフティングやカーディオトレーニングなどです。
脂肪燃焼と筋肉強化を行える効果的なトレーニングなのですが、
耳への負担は少なくないようです。
力むことで耳の内耳の圧力が上がります。
くしゃみなどでも耳への負担がかかります。
こうした圧力は内耳で圧力を調整する部分に力が加わるため、
普段は閉じているはずの窓が開きっぱなしになってしまうのです。
外リンパ液が漏れ出している場合もあります。
耳抜きは有効とされているが無理にしないこと
一般的には耳の外から鼓膜に対して強い圧力がかかる際に、
耳管開放症が起こります。
同じような症状に飛行機で起こる航空性中耳炎があります。
飛行機が着陸する際は高度が下がっていますので、
大気圧は下がるにつれて増えていきます。
そのため鼓膜に対して強い圧力がかかるため痛みや不快感を感じます。
この際に「つばを飲み込む」「耳抜きをする」ことが効果的と言われていますが、
まれに耳抜きができないほどの痛みや症状がある人がいます。
ぷよし田
こうした場合は無理に耳抜きをしてはいけません。
何らかの理由で耳管が開かなくなってしまっているからです。
毎回耳が痛くなる場合は、事前に医師に相談して治療をすることで防ぐことができます。
外リンパ瘻や中耳炎などの病気の原因になることも
くしゃみや飛行機、トレーニングなどで中耳が損傷し、
外リンパが内耳へ漏れてしまうことを「外傷性外リンパ瘻」といいます。
これにより先程のような難聴や耳鳴り、めまいの原因にもなります。
自然治癒する場合もありますが、痛みや不快感が続く場合は手術用も必要です。
外からの診察では見えない部位のため注意が必要です。