補聴器の選び方、補聴器の種類にはどんなものがあるの?
桃太郎
こころちゃん
補聴器メーカーの種類は10社以上あります
補聴器というとメガネ屋さんで販売しているものというイメージがありますよね。街なかでも「リオネット補聴器」と書かれた看板を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
日本のメーカーにはリオネットで有名なリオンやコルチトーン、パナソニックなどがあります。
その他、シバントス(シーメンス)やフォナック、オーティコン、スターキー、GNリサウンド、ワイデックスなどは世界的にもシェアを持っているグローバルメーカーです。
補聴器の価格と選び方の相談をする際は認定補聴器技能者を探しましょう
補聴器は単純な集音機能だけでなく、複数の周波数を調整できる調整機能や雑音除去機能といったメーカー独自の機能を備えたものがあります。
普及品の価格帯は片耳で10万円から30万円程度ですが、中には100万円近い製品まで販売されています。
そうした多様な機能や価格帯がある補聴器ですが、自分の聴力やきこえ方に合う補聴器選び は簡単ではありません。
補聴器を選ぶ際のひとつの目安として、福祉用具に関する情報提供を行っているテクノエイド協会が認定する「認定補聴器技能者」が在籍する補聴器店は、ある程度の補聴器に関する知識や技能を備えているといえます。
しかし、認定補聴器技能者といえど、その技能レベルは様々であるといえます。
オージオグラムやスピーチオージオグラムなどのデータだけでなく、きこえという悩みに親身に相談に乗りながら、正しい知識で補聴器を販売できる技能者が、真に使用者に寄り添った補聴器選びをサポートしてくれるでしょう。
補聴器の種類は大きく分けると2種類
補聴器の種類には大きく分けると「耳あな型」と「耳掛け型」があります。
どちらも大きな違いとしては「見た目」が挙げられます。
耳あな型補聴器の特徴
小さく目立たず、めがねや防止を装用しやすい、またご自身の耳の穴の形に合わせて型を取るため装着感もピッタリなのが特徴です。
小型で電池の持ちが短いことから、以前は軽度から中度の難聴者向けとされていましたが、現在は技術の進歩である程度重い難聴にも対応できる様になっています。
また、この形はミュージシャンが使用するイヤフォン(イヤーモニター)にも使われています。
出典:WIDEX株式会社(https://japan.widex.com/ja-jp/hearing-aids/hearing-aid-types)
耳掛け型補聴器の特徴
めがねのように耳掛けするため、後ろから見ると補聴器本体が見えるタイプです。
最近の耳掛け型は写真のようにかなり小型になっているに加えて、世間的にもAppleのAirPodのような耳にイヤフォンをつけるタイプのデザインが普通になりつつあるので、むしろデザインを楽しめるようになっています。
耳あな型と比較すると大きめのため、出力も大きく、電池の持ちが良いといえます。
そのため軽度から重度の難聴者まで幅広く使うことができます。
出典:パナソニック株式会社(https://panasonic.jp/hochouki/hearing_aid/feature/)
結局どっちのほうが良いの?
一番の違いは「見た目」に現れます。
耳あな型のほうが小型のため、補聴器をつけていることに気づかれにくいといえます。
一方で、小型のため電池の持ちやカラー等の自由度は低くなります。
一方で耳掛け型は最近では様々なメーカーから、工夫をこらした形、色の製品が販売されています。
ファッション性が高く、見せてもきれいに見えるものも多いですし、
特に女性の方は髪の毛などで隠れてしまうため、あまり気にならないこともあります。
補聴器も個性の一つと捉えて、思い切ったデザインやカラーの補聴器を選んでみても良いかもしれませんね。